A Song for the Knitters — Reperforming 〈Knitting〉w/ 白目
編む人たちの歌
A Song for the Knitters — Reperforming 〈Knitting〉/ w 白目
January 2026 / Presented at Knitting the City Anew, Practice 1〈Knits & Review / COPYROOM〉
March 2026 / Live performance at YAU STUDIO, Yurakucho, on the closing day
〈Knitting〉(1918)
Lyrics: L. V. Brophy / Music: Roy Hartzell
歴史的な編み図を再解釈し, 現代の視点でひらくわたしたちのリサーチプロジェクト ニッツ・アンド・レビュー. そのリサーチの過程で偶然見つかった〈Knitting〉は, 1918年にアメリカで発表されたポピュラーソングである. 第一次世界大戦中, 市民が兵士のために編み物をしていた時代に, 街の中で歌われていた楽曲. 当時の Catalog of Copyright Entries(米国著作権登録目録)にも登録記録が残されており, 楽曲として実際に流通していたことが確認できる一方, 現在は楽譜のみが残され, 音としては失われていた.
この楽譜をもとに, 当時の生活や空気を伝えるひとつの資料として, 音楽ユニット 白目 による再演を試みた. あわせて再演に際し, 原詞をもとにした日本語の意訳テキストが書き起こされた.
なお本作品は, アーティストの Bandcamp ページ にて 210円(ニット) でダウンロード販売されている.
〈Knitting〉, a popular American song discovered by chance during the research for our project 〈Knits & Review〉, which reinterprets historical knitting patterns through a contemporary lens. Released in 1918, it was sung in the streets during the First World War, when civilians knitted for soldiers. The song's registration in the Catalog of Copyright Entries of the time confirms that it was once in active circulation, but only the score remains today—the sound itself had been lost.
Working from this score as a document conveying the life and atmosphere of the time, the music duo shirome attempted a reperformance. A Japanese interpretation of the original lyrics was also written for the occasion.
The track is available for download at the artist's Bandcamp page for 210 yen (a wordplay on "nit" / knit).
〈Knitting〉日本語意訳 訳: 白目
今日は街を散歩した
そんな気分だったから
景色を見て回りたかった
でも目に入ったのは編み物をする人たちばかり
そこらじゅうで編み物
応接室の椅子で ロビーで 公会堂で
教会で 見本市で
車の中で 汽車の中で
太陽の下 星の下で
針を光らせる忙しい手
編み物 編み物 編み物!
ああ 編み物を続けて下さい
あなたこそが救いそのもの!
編み棒をキラキラ光らせながら
もっともっと編んで下さい
あなたは編み物がとても上手だから
そこらじゅうで編み物
お茶もゲームもしないで
おばあさんは安楽椅子に座って
お母さんは子猫と
スージーは今はひとりぼっち
彼女は恋人にミトンを送った
みんながするのは朝から晩まで
編み物 編み物 編み物!
ああ
編み続けて下さい すてきな女性たちよ
靴下やセーター リストバンドも
少年たちのために
ああ
彼らは何度もあなたたちを崇めるでしょう
彼らは塹壕の中で着る物がないのです
あなたたちの愛情あふれる思いやりに
きっと気がつくでしょう
どこででも 編み続けて下さい
あなたたちは充分に役割を果たしている
ずっと役立ってきたし これからもきっと
私は自信を持ってそう言おう
国があなたたちを必要とした時
あなたたちはいつもいてくれる
だから
編み続けて
編み続けて
戦場にいる彼らのために!
白目 (shirome) R星と今成哲夫のデュオ. 横須賀を拠点に活動. 2024年『pass』, 2025年『メテオー』を発表. 演奏, 創作など.
shirome A duo of R-Hoshi and Tetsuo Imanari. Based in Yokosuka. Released pass (2024) and Meteor (2025). Performance and creation.
協力 | 有楽町アートアーバニズム YAU, 宿谷直史
Cooperation | Yurakucho Art Urbanism (YAU), Shukutani Naoshi
A Project by TALK NONSENSE

