TOOLSHED〈Yunoshi-ki〉
湯熨斗器(ゆのしき)は, 昭和(1930年代〜1970年代)にかけて日本の家庭に普及していた, 解かれた毛糸のクセを取るための道具です. やかんの注ぎ口に装着して使用します. 熱湯から立ち上る蒸気が毛糸にやさしく作用し, もつれた繊維をリセットして滑らかに整えてくれるため, 手編みや編み直しをする際には欠かせない存在でした.
やがて編み物文化の変遷とともに, 湯熨斗器の姿も日常から徐々に消えていきましたが, その道具には長い間, 日本の手仕事のぬくもりと細やかな気配りが込められていました.
湯熨斗器が活躍していた時代, 人々は編み物を通して家族や友人に心のこもった贈り物を作り, 持ち物を修理して大切に使い続けることが, 日常の中に息づいていました. 物を直し再生させる大切さが見直されつつある今, その素朴な形状や昔ながらの使い方は, かつての暮らしを呼び起こし, 失われつつある "自然な行動" を私たちに改めて教えてくれます.
"湯熨斗器(Yunoshi-ki)"是在昭和年代(1930年代〜1970年代)曾普及於日本家庭的, 用以去除拆開後毛線"捲曲"的工具. 裝在水壺的壺嘴上使用. 由開水升騰起的水蒸氣柔和地作用於毛線, 重新理順纏繞的纖維, 使其變得平整順滑, 因此在手編或拆解再編時, 是不可或缺的存在.
隨著時間推移與編織文化的變遷, 湯熨斗器的身影也從日常生活中漸漸消失了. 然而這件工具長期以來一直承載著日本手工藝的溫度與細緻的關懷.
湯熨斗器活躍的年代, 人們透過編織, 為家人朋友製作充滿心意的禮物, 修補, 珍惜自己的物品並長久地繼續使用 — 這些事都自然地融入日常之中. 如今, 修補與再生物件的價值正被重新審視, 它素樸的形狀與從前的用法, 喚醒了昔日的生活, 也再次告訴我們那些正在消失的"自然的行為".
〈TOOLSHED〉人間が道具をかたちづくり, その結果として道具が人間をかたちづくる. 道具の再発見は私たちの存在を再定義してくれるはずでしょう. 伝統的な道具との出会いから新たな創造への刺激を得ることを目的とし, アーカイブとリサーチを行っています.
〈TOOLSHED〉人塑造工具, 而其結果是, 工具也塑造著人. 對工具的重新發現, 應當能讓我們重新定義自身的存在. 我們以從與傳統工具的相遇中獲得新的創造靈感為目的, 進行著歸檔與研究.
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